四字熟語 |
読み |
意味 |
十人十色 |
じゅうにんといろ |
人によって考え方や好みが違うこと |
一長一短 |
いっちょういったん |
よい点も悪い点もあること |
厚顔無恥 |
こうがんむち |
厚かましくて恥を知らないこと |
自画自賛 |
じがじさん |
自分で自分をほめること |
大言壮語 |
たいげんそうご |
大きなことを言うこと |
巧言令色 |
こうげんれいしょく |
言葉を飾ったり口先だけのことを言うこと |
我田引水 |
がでんいんすい |
自分の都合のよいようにこじつけること |
傍若無人 |
ぼうじゃくぶじん |
人前をはばからず勝手気ままに振る舞うこと |
小心翼々 |
しょうしんよくよく |
気が小さくて,びくびくしていること |
自暴自棄 |
じぼうじき |
やけくそになること |
優柔不断 |
ゆうじゅうふだん |
決断にかけぐずぐずしていること |
海千山千 |
うみせんやません |
さまざまな経験を積んで世間の裏表を知りつくし,したたかになった様子 |
頑固一徹 |
がんこいってつ |
かたくなに自分の考えや態度を貫こうとすること |
公明正大 |
こうめいせいだい |
心が公明で堂々としているようす |
清廉潔白 |
せいれんけっぱく |
行いが清らかで私欲のないこと |
天衣無縫 |
てんいむほう |
人柄などにわざとらしいところがないこと |
質実剛健 |
しつじつごうけん |
かざりけがなく、心が強く勇ましいこと |
大胆不敵 |
だいたんふてき |
敵を恐れず度胸のあること |
不言実行 |
ふげんじっこう |
黙って実行すること |
思慮分別 |
しりょふんべつ |
物事をよく考え,判断すること |
品行方正 |
ひんこうほうせい |
行いや心が正しいこと |
完全無欠 |
かんぜんむけつ |
すべてが完全で、どこにも欠点がないこと |
創意工夫 |
そういくふう |
新しいものを考え出すこと |
理路整然 |
りろせいぜん |
物事の道理や話の道筋がきちんとしていること |
沈思黙考 |
ちんしもっこう |
だまって深く考えること |
用意周到 |
よういしゅうとう |
準備が十分であること |
大器晩成 |
たいきばんせい |
すぐれた人物はおそく完成すること |
奇想天外 |
きそうてんがい |
思いもかけぬ奇抜なやり方 |
適材適所 |
てきざいてきしょ |
その人にうってつけの仕事 |
一騎当千 |
いっきとうせん |
一人で千人に該当するほど力や価値があること |
二律背反 |
にりつはいはん |
二つの矛盾する命題が同時に根拠をもっていること |
深謀遠慮 |
しんぼうえんりょ |
先のことまで考えて計画を深くめぐらすこと |
権謀術数 |
けんぼうじゅっすう |
人を欺く計略 |
浅学非才 |
せんがくひさい |
学問や才能があまりないこと |
支離滅裂 |
しりめつれつ |
ばらばらで脈絡がないこと |
喜怒哀楽 |
きどあいらく |
喜びや怒りなど,人間の持っているいろいろな感情のこと |
感慨無量 |
かんがいむりょう |
身にしみて感じること |
安心立命 |
あんしんりつめい |
心を安んじてくよくよしないこと |
意気消沈 |
いきしょうちん |
元気をなくして、しょげてしまっているようす |
右往左往 |
うおうさおう |
うろたえさわぐようす |
一喜一憂 |
いっきいちゆう |
状況が変わるたびごとに喜んだり心配したりすること |
戦々恐々 |
せんせんきょうきょう |
恐れおののくさま |
一念発起 |
いちねんほっき |
今までの考えを改めてがんばろうと決心すること |
臥薪嘗胆 |
がしんしょうたん |
目的を達成するために機会を待ち,苦しい努力を続けること |
心機一転 |
しんきいってん |
あることをきっかけにして気持ちをまったく入れかえること |
首尾一貫 |
しゅびいっかん |
始めから終わりまで筋が通っていること |
終始一貫 |
しゅうしいっかん |
はじめから最後まで態度や主張などが変わらないこと |
起死回生 |
きしかいせい |
死にかかっている人や,ほろびかかっているものを生き返らせること |
試行錯誤 |
しこうさくご |
目的を達成するためにいろいろとやってみること |
暗中模索 |
あんちゅうもさく |
暗やみで手探りするような状態,手がかりのない物事をいろいろと探ってみること |
五里霧中 |
ごりむちゅう |
さっぱり見当がつかないこと |
不眠不休 |
ふみんふきゅう |
眠りも休みもしないでけんめいに働くこと |
一心不乱 |
いっしんふらん |
ひとすじに心を打ち込むこと |
無我夢中 |
むがむちゅう |
我を忘れて夢中になること |
悪戦苦闘 |
あくせんくとう |
死にものぐるいの苦しい戦い |
孤軍奮闘 |
こぐんふんとう |
助けるものもなく一人で戦うこと |
獅子奮迅 |
ししふんじん |
猛烈な勢いで奮闘すること |
粉骨砕身 |
ふんこつさいしん |
骨身を惜しまず働くこと |
苦心惨憺 |
くしんさんたん |
苦労して工夫したり努力したりすること |
粒々辛苦 |
りゅうりゅうしんく |
こつこつと苦心すること |
四苦八苦 |
しくはっく |
非常に苦しむこと |
危機一髪 |
ききいっぱつ |
きわどい場合,ひじょうに危ないこと |
絶体絶命 |
ぜったいぜつめい |
逃れようもなく進退きわまった状態 |
百戦錬磨 |
ひゃくせんれんま |
多くの経験をして技術や知能を鍛えること |
切磋琢磨 |
せっさたくま |
学問の鍛錬や人格の修養に励むこと |
油断大敵 |
ゆだんたいてき |
気を許すと大きな失敗をするということ |
臨機応変 |
りんきおうへん |
その場の変化に応じて、適当な手段をとること |
波瀾万丈 |
はらんばんじょう |
変化が起伏に富んで激しいこと |
一進一退 |
いっしんいったい |
事がはかばかしく運ばないこと |
東奔西走 |
とうほんせいそう |
忙しく走り回るようす |
一刀両断 |
いっとうりょうだん |
すみやかに物事を決断すること |
一世一代 |
いっせいちだい |
一生のうちでただ一度のこと |
七転八起 |
ななころびやおき |
何度失敗しても屈せずに努力すること |
九死一生 |
きゅうしいっしょう |
ほとんど助かる見込みがないと思われるほど危険な状態 |
急転直下 |
きゅうてんちょっか |
情勢が急変して決着がつくこと |
一朝一夕 |
いっちょういっせき |
わずかの期間,月日 |
一挙両得 |
いっきょりょうとく |
一つのことをして二つの利益を得ること |
一石二鳥 |
いっせきにちょう |
一つのことをして二つの利益を得ること |
一攫千金 |
いっかくせんきん |
一度に大金を得ること |
面目一新 |
めんもくいっしん |
世間の評価ががらっと変わること |
順風満帆 |
じゅんぷうまんぱん |
物事が順調に進むこと |
意気揚々 |
いきようよう |
得意で元気いっぱいの様子 |
黄金時代 |
おうごんじだい |
もっともさかえた時代 |
栄枯盛衰 |
えいこせいすい |
さかんになったり、おとろえたりすること |
一網打尽 |
いちもうだじん |
悪者などをいっぺんに全部とらえてしまうこと |
一触即発 |
いっしょくそくはつ |
ちょっとしたきっかけで危険な事態が起こりそうなこと |
二束三文 |
にそくさんもん |
値段がただ同然なこと |
因果応報 |
いんがおうほう |
過去の行いに応じて必ず報いがあること |
自業自得 |
じごうじとく |
自分の悪事のためにむくいを受けること |
七転八倒 |
しちてんばっとう |
のたうちまわって苦しむこと |
弱肉強食 |
じゃくにくきょうしょく |
強い者が弱い者に勝ってさかえること |
信賞必罰 |
しんしょうひつばつ |
賞罰を正しく厳正に行うこと |
縦横無尽 |
じゅうおうむじん |
思うままにふるまうこと |
有難迷惑 |
ありがためいわく |
相手の親切がかえって迷惑なこと |
悪口雑言 |
あっこうぞうごん |
人をさんざんののしること |
異口同音 |
いくどうおん |
だれもが口々に同じことを言うこと |
以心伝心 |
いしんでんしん |
黙っていても心が通じること |
一心同体 |
いっしんどうたい |
何人かの人が心を一つにしてまとまっていること |
一致団結 |
いっちだんけつ |
心を一つに合わせ,まとまって事に当たること |
一蓮托生 |
いちれんたくしょう |
行動や運命を共にすること |
一期一会 |
いちごいちえ |
生涯でたった一度出会うこと |
一宿一飯 |
いっしゅくいっぱん |
一晩泊めてもらい,一度食事の世話になること |
三々五々 |
さんさんごご |
三人、五人とつれだっていること |
付和雷同 |
ふわらいどう |
いい加減な気持ちで他人の考えに従うこと |
意気投合 |
いきとうごう |
気持ちや考えなどが一致すること |
満場一致 |
まんじょういっち |
全員の意見が一致すること |
責任転嫁 |
せきにんてんか |
責任を他人におしつけること |
千差万別 |
せんさばんべつ |
いろいろさまざまで違いのあること |
八方美人 |
はっぽうびじん |
だれにでも抜け目なく対応する人のこと |
岡目八目 |
おかめはちもく |
第三者の方が当事者よりも冷静かつ的確に判断できること |
他力本願 |
たりきほんがん |
他人の力をあてにすること |
四面楚歌 |
しめんそか |
周囲すべてが敵で味方のいないこと |
面目躍如 |
めんもくやくじょ |
世間の評価にふさわしい活躍をすること |
外柔内剛 |
がいじゅうないごう |
表面は優しいが,しんは強いこと |
言語道断 |
ごんごどうだん |
いいようのないほどひどいこと |
誇大妄想 |
こだいもうそう |
物事を過大に想像して事実だと確信すること |
本末転倒 |
ほんまつてんとう |
大事なこととどうでもよいことを取り違えること |
荒唐無稽 |
こうとうむけい |
でたらめなこと |
前代未聞 |
ぜんだいみもん |
今までに見たことも聞いたこともないこと |
同床異夢 |
どうしょういむ |
同じことをする仲間であっても,目的や考え方が違うこと |
一言半句 |
いちげんはんく |
ほんのわずかな言葉 |
片言隻語 |
へんげんせきご |
ほんのわずかなことば |
同工異曲 |
どうこういきょく |
外見は似ているが,内容は違うこと |
美辞麗句 |
びじれいく |
美しい言葉でうわべだけを飾りたてた文句 |
単刀直入 |
たんとうちょくにゅう |
いきなり本論にはいること |
一部始終 |
いちぶしじゅう |
事の始めから終わりまで |
一挙一動 |
いっきょいちどう |
一つ一つの動作やふるまいのこと |
疑心暗鬼 |
ぎしんあんき |
心に疑いをもつと何でも心配になること |
興味津々 |
きょうみしんしん |
興味があとからあとから尽きないこと |
半信半疑 |
はんしんはんぎ |
半ば信じ半ば疑うこと |
馬耳東風 |
ばじとうふう |
いい加減に聞き流すこと |
一日千秋 |
いちじつせんしゅう |
ひじょうに待ちどおしく感じること |
一目瞭然 |
いちもくりょうぜん |
一目で物事の様子が分かること |
二者択一 |
にしゃたくいつ |
二つのうちどれか一つを選ぶこと |
意味深長 |
いみしんちょう |
言外に深い意味を含むこと |
百発百中 |
ひゃっぱつひゃくちゅう |
予想やねらいが全部的中すること |
質疑応答 |
しつぎおうとう |
質問とそれに対する答え |
徹頭徹尾 |
てっとうてつび |
始めから終わりまで |
人事不省 |
じんじふせい |
意識を失うこと |
自給自足 |
じきゅうじそく |
必要なものは自分で作ってまかなうこと |
粗衣粗食 |
そいそしょく |
粗末な衣服や食事 |
日常茶飯 |
にちじょうさはん |
ありふれたこと |
悠々自適 |
ゆうゆうじてき |
俗世間から離れて心のおもむくままに生活すること |
晴耕雨読 |
せいこううどく |
晴れたら田畑を耕し,雨がふったら読書をするような自由な生活 |
暖衣飽食 |
だんいほうしょく |
物質的に満ち足りた生活をすること |
一望千里 |
いちぼうせんり |
遠くの方までけしきが一目で見渡せること |
広大無辺 |
こうだいむへん |
かぎりなく広く大きいこと |
一木一草 |
いちぼくいっそう |
一本の木,一本の草のこと |
花鳥風月 |
かちょうふうげつ |
心をとらえる自然の風物 |
小春日和 |
こはるびより |
冬のあたたかい日のこと |
津々浦々 |
つつうらうら |
全国各地 |
南船北馬 |
なんせんほくば |
各地をしょっちゅう旅すること |
天変地異 |
てんぺんちい |
天地の間に起こる異常な変動 |
千変万化 |
せんぺんばんか |
物事がいろいろに変化すること |
雨天順延 |
うてんじゅんえん |
雨が晴れるまでのばすこと |
一刻千金 |
いっこくせんきん |
一時間が千金にも値するほどすばらしいひととき |
唯一無二 |
ゆいいつむに |
ただ一つで,二つとないこと |
三位一体 |
さんみいったい |
三つのものが一つのもののようにがっちりと結びつくこと |
温故知新 |
おんこちしん |
古いことを研究して新しいことを見つけること |
朝三暮四 |
ちょうさんぼし |
いつわって人をごまかすこと |
呉越同舟 |
ごえつどうしゅう |
仲の悪い者同士が同じ場所に居合わせること |
空前絶後 |
くうぜんぜつご |
過去に例がなく,将来も例がないであろうと思われほどめずらしいこと |
言文一致 |
げんぶんいっち |
話しことばのとおりに書くこと |
千載一遇 |
せんざいいちぐう |
またとない絶好の機会 |
四角四面 |
しかくしめん |
融通のきかないこと |
孟母三遷 |
もうぼさんせん |
子どもの教育のためには良い環境が必要なことのたとえ |
朝令暮改 |
ちょうれいぼかい |
命令や方針が次々に変わること |
神出鬼没 |
しんしゅつきぼつ |
不意に現れたり隠れたりすること |
旧態依然 |
きゅうたいいぜん |
状態や体制が古いままで進歩のないこと |
四六時中 |
しろくじちゅう |
一日中,いつも |
森羅万象 |
しんらばんしょう |
宇宙空間に存在するありとあらゆるもの |
開口一番 |
かいこういちばん |
話を始めるとすぐに |
取捨選択 |
しゅしゃせんたく |
必要なものを取り不要なものを捨てること |
枝葉末節 |
しようまっせつ |
主要でない細かなこと |
針小棒大 |
しんしょうぼうだい |
ものごとを大げさに言うこと |
牛飲馬食 |
ぎゅういんばしょく |
牛や馬のようにたくさん飲んだり食べたりすること |
表裏一体 |
ひょうりいったい |
二者のつながりが密接で切り離せないこと |
大同小異 |
だいどうしょうい |
わずかの違い |
有名無実 |
ゆうめいむじつ |
名前だけで実質のないこと |
玉石混淆 |
ぎょくせきこんこう |
よいものと悪いものがいっしょになっていること |
日進月歩 |
にっしんげっぽ |
たえず進歩すること |
前人未到 |
ぜんじんみとう |
今までだれも足を踏み入れたことがないこと |
百鬼夜行 |
ひゃっきやこう |
いろいろな妖怪が夜歩き回ること |
内憂外患 |
ないゆうがいかん |
内にも外にも心配事が起きること |
新陳代謝 |
しんちんたいしゃ |
新しいものが古いものにとってかわること |
時期尚早 |
じきしょうそう |
まだ時期が熟さないこと |
無味乾燥 |
むみかんそう |
おもしろみがないこと |
事実無根 |
じじつむこん |
事実に基づいていないこと |
主客転倒 |
しゅきゃくてんとう |
物事の軽重の順序を取り違えること |
大義名分 |
たいぎめいぶん |
何かすることにあたっての根拠 |
金科玉条 |
きんかぎょくじょう |
守るべき大切なきまり |
故事来歴 |
こじらいれき |
昔からの言い伝え |
流言飛語 |
りゅうげんひご |
根拠のないうわさ |
抱腹絶倒 |
ほうふくぜっとう |
腹をかかえ倒れるほど大笑いをすること |
勧善懲悪 |
かんぜんちょうあく |
よい行いを勧め,悪い行いをこらしめること |
画竜点睛 |
がりょうてんせい |
物事の大事なところ |
有象無象 |
うぞうむぞう |
大勢のつまらない者たち |
竜頭蛇尾 |
りゅうとうだび |
最初は勢いがあるが,終わりに近づくにつれてふるわなくなること |
羊頭狗肉 |
ようとうくにく |
見かけはりっぱであるが,中身が伴わないこと |
粗製濫造 |
そせいらんぞう |
粗悪品をやたらと作り出すこと |
多事多難 |
たじたなん |
事件,災難などが多いこと |
五臓六腑 |
ごぞうろっぷ |
からだじゅう |
前後不覚 |
ぜんごふかく |
前のことも後のこともわからないほどになること |
再三再四 |
さいさんさいし |
たびたび,しばしば |
起承転結 |
きしょうてんけつ |
文章の構成や物事の順序 |